脳は心をつくる工場です。心には、思考や記憶、意欲や意思などの働きがあります。加えて、自我意識や知覚、感情などもあり、これらの働きが不調な状態がいわゆる心の不調です。

こうした、心の不調を抱えている高齢者は多いようです。特に、心の状態には感情が関わっており、哀しい、むなしいという感情が生まれると不調になり、起伏が激しくなることもあります。

一方で、感情が出なくなることもあります。たとえば、緊張したり、ものが言えない雰囲気のときなどです。感情がでなくなると無表情になり、それが長く続くと、物事に無関心になり、何も期待しなくなります。

このように、精神運動が制止してしまうのは、うつ病の症状の表れです。うつ病は、認知症と似ているところがありますが、大きな違いは喪失感や自責の念があることです。しかし、高齢者の場合、これら二つが合併していることもあります。身体機能が低下すると、意欲を失ってしまいます。そのため、介護レクリエーションで身体機能を使うことが非常に重要となるのです。

また、認知機能が低下したからといって、学習機能が低下するわけではありません。実際に学びたい、知りたいという好奇心旺盛な高齢者が多いのも事実です。その一方で、生涯学習などに参加する機会がなく、諦めたという人も少なくないようです。そうした学びたいというニーズに応え、満足度を高めてもらうことも介護レクリエーションなら可能です。また、こうしたレクリエーションは脳が活性化するため、より活動的になります。